介護タクシー | 研修11日目
早朝の大雨から一転して、午後は晴天になっていつもどおりの暑さに
戻りました。
そんな中、本日の研修はベッドから車いすの移乗、町中の散歩、段差の
乗り越え方を行いました。汗だくになりながらなんとか操作したものの、
私が利用者役で座ったときには、華奢な介護職員役の研修生は苦労してい
ました。現在68㌕となった人を押すのはなかなかのものだと思います。
逆に私は楽でしたけど。
室内では杖を使った歩行と階段昇降をやりましたが、麻痺の設定で行った
場合、順番は杖→患側→健側で動かすことを学びました。多分意味わからない
と思いますが、介護する際には患側と健側を意識して介助をしないと、
利用者が痛みを訴えるときがあるので注意が必要です。
視覚障害者の介助では声のかけ方を教わりながらゆっくり進みながら研修している
ときに、亡くなった父親のことを思い出しました。私が小さいときに視野挟差が始まり
晩年はほぼ見えないところまで進行しました。あの時に介助の知識があればもっと
外に連れ出せたのにと悔やんでなりません。そういった人を助けるために公務員に
なりましたが、関連部署に行くことはなく、今やっとの事で学んでいるところです。
父親の手助けはもうできませんが、同じ境遇にある人はこれからでも支援することが
できますので、体験を活かして進んでいきます。